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Remy Carriat Tanneryは、1927年にレミ...

Remy Carriat Tanneryは、1927年にレミ...

2024/02/10

Remy Carriat Tanneryは、1927年にレミーキャリアット夫妻によってフランス/バスク地方に設立された老舗のタンナーです。設立当初は紳士靴を作ることを目的として、ヨーロッパの子牛皮を鞣し加工して靴業界へ提供していました。その後、約100年の歴史の中で最高の技術を磨き、皮革製品、馬具、装飾品などの様々な業界へ優れたの品質のレザーを数多く提供し続け、今では世界の著名ハイブランドから愛されるタンナーに成長しました。

レミーのラグーンは、セミアニリンのナチュラルシュリンクレザーです。
 
セミアニリン仕上げとは、染料と顔料を併用した良いとこ取りの仕上げです。
 
染料仕上げはレザーの表面に透明感を生み、レザーに高級感を与えますが、表面のキズや汚れを隠すことはできません。一方顔料仕上は、レザー表面のキズや汚れを隠し、発色の良い綺麗なカラーを表現することが可能です。しかし顔料の使用量が多くなると、レザー表面の透明感を失い本来のレザーの質感を失います。
 
ナチュラルシュリンク加工とは、薬剤を鞣しの段階で使用してレザーをシュリンクさせる (縮ませる) 加工です。レザーを縮ませることで特徴的な表面の凸凹が生まれ、 ソフト感が増し弾力性も生まれます。また傷を目立ちにくくする効果もあります。
 
エンボス加工でレザーの表面に凸凹を付けることも可能ですが、エンボス加工時に熱が加わるので、シュリンクシボのように凸凹が大きめの場合はレザー表面が硬くなり、レザーの本来の風合いを殺してしまう可能性があります。

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